メキシカンスカル「カラベラ」を作って「死者の日」に備える!
夏も終わり、空は秋の色ですね。雑貨店のディスプレイもオレンジやパープルにカラーチェンジ。ちらほらハロウィングッズが出てきました。
先日、100均で恐ろしいスカルを4個手に入れたので、カラフルにペイントしてホラーな「ハロウィンのスカル」をポップな「死者の日のカラベラ」に変えてみようと思います!
目次
「死者の日」とは
1年に1回、家族のもとに帰ってくる死者を迎えるメキシコのお盆。毎年11月1日と2日に開催されるお祭りです。現代は10月31日もハロウィン&前夜祭としてのイベントがあるため、「メキシコ版ハロウィン」と呼ばれることも多くなりましたが、その起源は別ものらしいですよ。
《ハロウィンと死者の日の比較》
ハロウィン
【期間】毎年10月31日
【起源】古代ケルトが発祥。悪い霊を追い払い、秋の収穫をお祝いするイベント。古代ケルトでは10月31日が年末で、家族の霊が帰ってくると同時に、子どもをさらったり作物を荒らしたりする悪霊も悪事を働きに来る日だと信じられていました。そこでその悪い霊を祓う儀式が行われるようになり、途中でキリスト教の考えが融合して今のハロウィンになったといわれています。ヴァンパイアや魔女などの仮装は、恐ろしいモンスターに扮することで悪霊から身を守る意味があるのだそうです。
死者の日
【期間】毎年11月1日・2日(前夜祭&ハロウィンは10月31日)
【起源】スペイン語で「Día de los Muertos」。メキシコをはじめ、中南米諸国、北米の先住民などが行ってきた行事です。「死者を迎える」という意味では日本のお盆と同じですが、メキシコの場合は鮮やかなマリーゴールド、カラフルな「カラベラ」の飾り、にぎやかなパレードなどがもりだくさんで、静かに故人を偲ぶ日本とは違いパーティーのような明るさがあるイベントです。2千年以上の歴史を持つという説もあり、ハロウィンより古い催し物だといわれています。
《「カラベラ」とは?》
「カラベラ(calavera)」とは、スペイン語でドクロを意味する言葉です。「死者の日」には、オレンジやピンク、イエローなど色鮮やかにペイントされたカラベラがメキシコの街を彩ります。悲嘆に暮れるのではなく、故人との思い出を胸に前向きに生きていこうという人生観が表れているようですね。
100均スカルからカラベラ作り 簡単3ステップ
【材料】
☆100均の4個入りスカル
☆筆
☆アクリル絵の具(白+お好みで4色)
※私はホルベインの「オペラ」、ぺんてるの「パーマネントイエローディープ」「セルリアンブルー」をチョイス。残り1個はホワイトのままです。
材料を調達。「チキンラーメンミニ」はおすすめコーナーにあったのでつい買ってしまいました。作業中に小腹が減ったら食べます。
スカル4つ!まさにメメントモリ!薄汚れた感じがこわっ!
【作業3ステップ】
①白で下地を塗る
カラフルにするときに発色を良くするため、全部アクリル絵の具(白)で塗っていきます。何か無駄にリアルな溝があって少しやりにくい…
なんとか全部白塗りに!手と筆についた絵の具をせっけんで洗って1日目の作業は終了。放置して乾かします。
②それぞれ好きな色で塗る
鮮やかな色合いが「カラベラ」の魅力。はっきりした色を選んで1つ1つ塗っていきます。私はイエロー、ピンク、ホワイト、ブルーをチョイス。
1日目のとき手に絵の具が付いて大変だったのですが、ここにきて後ろの穴につまようじを刺し持ち手にすることを思いつく。もっと早く気付けば良かった…
ささっとペイントして後片付けしたら2日目も終了。また乾燥させます。
③自分のセンスで柄の描き込み
いよいよセンスが問われる柄入れ。自由にデザインを決め描き始めます。
※後ろのちっちゃいのはチチカカで購入したものです。
とりあえず、今イエローだけ8割くらい完成!薄汚れてホラーだったスカルが、明るくてキュートなドクロになりました。テーマは「サボテンとトウガラシ」です。
名前は「騒々しいアミーゴ」。テキーラとパーティーが大好きなおしゃべりカラベラです。常にマラカスを持っていて所構わず踊り出す!
一応、キャラづくりもしてあるという(笑)
本当は全色アップしたかったのですが、思ったより修正等で時間がかかるので…
全色完成したら「後編」としてまとめます!
次はフェルトでも作ってみたいなぁ!
私、カラベラ職人になります。